静岡ガスと中部ガス、共同でパイプライン建設

静岡ガスと中部ガス、共同でパイプライン建設

　静岡ガスと中部ガスは8日、静岡県内で天然ガスのパイプラインを建設すると発表した。共同出資会社を設立し、総延長113キロメートルのガス管を敷設。総投資額は両社で約350億円を見込み、2012年末の完成を目指す。

　完成後は北関東から兵庫県まで各ガス会社のパイプライン網が直結。災害時にガスを融通し合うなど東西で機動的な調達が可能となる。

　愛知県東部と静岡県西部が地盤の中部ガスは、パイプラインを通じて静岡ガスから天然ガスを購入する。現在は東邦ガスから購入しているが、天然ガス需要が増加傾向にあることから調達先を多様化する。