Tuesday, April 29, 2008

長野聖火リレーの真実

■2008/04/29 (火) 長野聖火リレーの真実 1

長野の聖火リレーの様子をテレビのニュースやワイドショーで観た人も多いと思いますが、放送されたのは、欽ちゃんが何かを投げつけられるシーンと、卓球の愛ちゃんの前に男が乱入するシーンと、乱闘してるシーンなど、誰かが何らかの意図を持って編集した断片的に映像だけでした。そして、いつもの無責任なコメンテーターたちが、分かったようなことをノタマッてただけで、真実は何ひとつ伝えられませんでした。

そうした偏向的な放送を観たあたしの感想は、沿道を埋めつくした中国の赤い旗ばかりが目立ち、とてもニポンとは思えないような異常な光景だけが印象に残った、というものでした。そして、「何で中国の旗ばかりで、チベットの旗を持った人たちはほとんど映らないのだろう?それほど参加しなかったのかな?」と思いました。これは、多くの人が、同じように思ったはずです。

で、このあたしの疑問は、実際に現場に行って来た人の報告を読んで、やっと解けました。この人は、実際にチベットにも行っているニポンの若い獣医さんで、貴重な映像をまじえて、当日の「テレビでは絶対に放送しなかったこと」を伝えています。

当日、ニポンの警察官たちは、上層部からの命令によって、中国人たちだけに沿道での応援を許し、チベットを支援している人たちをすべて強制的に排除していたのです。実際には、チベットを支援している人たちもたくさんいたのに、警察が彼らをすべて排除して、中国人だけを沿道に並ばせていたのです。そして、現場を取材に来たTBSテレビの取材陣も、最初から「中国寄りの取材をするように」との指示があったのか、チベットを支持する人たちに対して、信じられないような態度をとっているのです。

以下、その人の日記を転載、公開させていただきます。
■2008/04/29 (火) 長野聖火リレーの真実 2

「世界最低の国、日本」(2008年04月27日)

早朝、善光寺へ向かった。
Mちん、Tさん、F君、Yちゃんと5人で。

町には何台もの大型バスが乗り入れ、中国人が降りてくる。
僕らがそれぞれ旗を作り、プラカードを作り、前日からカラオケボックスで寝ていたのに対し、彼らは中国大使館から支給された巨大な旗と、チャーターバスで堂々登場した。

善光寺参拝が終わり、街中へ。
とりあえず聖火リレー出発地点へ向かった。
ここで日本とは思えない景色を目にした。

出発地点に、中国の旗を持った人は入場できるが、チベットの旗を持った人は入れない。
警察の言い分。
「危険だから」
じゃあ、何で中国人はいいんだ?
「......ご協力お願いします。」

は?
それやらせじゃん。
中国国旗しかない沿道って、警察が作ってるんじゃん。

この後TBSの取材が来た。
チベットサポーターの1人が、
「日中記者交換協定があるから映せないのか?」とアナウンサーに聞いた。
アナウンサーは「は?勝手に叫んでれば?」と吐き捨てて消えた。

街中に行くとどこに行ってもFREETIBETと叫んでいる。
そこに中国人が押し寄せ、罵声を浴びせてくる。

交差点で中国人と僕らが入り乱れた。
突然Mちゃんが顔面を殴られた。
僕は殴った中国人のババアを捕まえて、目の前の警察に言った。
「こいつ殴ったぞ!!」
警察は何もしなかった。

ババアが俺の手を噛んだ。手から血が出た。
警察と目が合った。
警察は何もしなかった。

ババアが僕の顔面を殴ってきた。
周りのチベットーサポーターが、「おい、警察、現行犯だろ、捕まえろよ!!!!」 と言ったのに、警察は何もしなかった。
■2008/04/29 (火) 長野聖火リレーの真実 3

これが抗議活動中じゃなかったら、普通にブチ切れて乱闘になってる。
でも非暴力を貫く為、ひたすら耐えた。

Mちゃんが1日かけて一生懸命書いたプラカードを、中国人が叩き落とした。
拾おうとするMちゃん。踏みつける中国人。
「おい、てめー何やってんだよ!」と制止に入った。
2mくらいの距離に警察がいたが、何もしなかった。

街中いたるところで抗議合戦。
救急車が来たり大騒ぎ。
僕らはひたすら抗議活動をした。

雨が降ってきた。
それでも誰も抗議を辞めなかった。
中国人がかたまってる交差点を、Tさんと旗を振りながら渡った。
沿道の中国人は蹴りを入れてくる。
とても沿道に入れず、車道を歩いていた。
警察が来て言った。
「早く沿道に入りなさい!!」
は?今入ったらボコられるじゃん。
なんで日本人の安全を守ってくれないの?
「じゃあ、あいつらに蹴りいれるの辞めさせろよ!!」と僕は叫んだ。
警察は「ご協力お願いします」と言った。

雨の中、聖火リレーのゴール地点へ向かった。
何故か中国人とチベットサポーターに分けられた。
警察は、「後で聖火の方に誘導するから。」と言った。
嘘だった。
ゴールの公園の外の何も無いスペースにチベットサポーターは閉じ込められた。
聖火なんか、どこにもなかった。
目の前には警察が何十人も取り囲んでいた。
こんな場所じゃ、声すら届かない。
数百人のチベットサポーターは、泣きながら警察に向かって叫ぶだけだった。
国境無き記者団もこちら側に来させられていた。
代表がマスコミのインタビューに答えていた。

聖火リレーがいつ終わったのかも分からないまま、土砂降りの中僕らは叫び続けた。
この声を、伝えることすら出来ないのかと思ったら涙が溢れてきた。
MちゃんもF君も泣いていた。
こんなのってあんまりだ。
せめて伝えて欲しいだけなのに。
この叫びを聞いていたのは目の前に並んだ警察だけだった。
■2008/04/29 (火) 長野聖火リレーの真実 4

チベット人の代表が弾圧の現状を訴えた。
涙が止まらなかった。
内モンゴルの代表が弾圧の現状を訴えた。
涙がとまらなかった。

伝えたい。ただ伝えたいだけなのに、国家権力によって封殺された。
悔しい。悔しい。

日本は最低な国だ。
平和だ、人権だと騒ぐ割には、中国の圧力に負けて平気でこういう事をする。
警察を使って。

帰りに携帯でニュースを見た。
「聖火リレーは無事終了。沿道は大歓迎ムード。」
「聖火リレーで日本人5人逮捕。中国人留学生に怪我。」

僕は愕然とした。
この国のマスコミは終わったと感じた。

あの怒号は、
僕らが受けた痛みは、
彼らの悲痛な叫びは、
どこに反映されたのだろう。

警察によって意図的に中国人のみの沿道を作り、
そこをマスコミは撮影し、
中国人の暴力を黙認して、日本人を逮捕する。
これが日本のやることか?
ここは本当に日本なのか?
中国の旗を持たないと歩けない沿道って何なんだ?

この国は最低な国です。
チベット人は泣きながらありがとうと言っていたけれど、
僕は彼らに謝りたかった。
初めて日本人であることを恥じた。

帰り道、僕らは泣いた。
■2008/04/29 (火) 長野聖火リレーの真実 5

これが真実です。
僕は日本政府は中国以下だと思った。
弾圧にNOを言えずに、言いなりになって彼らの叫びを封殺したこの国は、もう民主主義国家ではない。

4/26日長野。
そこには言論の自由はなかった。
歩行の自由すらなかった。
中国人を除いて。

追記:どなた様も、転載の許可必要ありません。
マスコミの嘘つき。大嫌い。
FREE TIBET!!

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=787996903&owner_id=2071143

これは、ミクシーの日記なので、ミクシーに登録している人しか観ることができませんが、何本もの動画が添付されていて、ここに書かれている通りの様子が映されていました。文章だけなら鵜呑みにすることもできませんが、映像を見ると、本当に警官たちは中国人だけを沿道へと通して、チベットの旗を持ったニポン人は警官たちが壁を作って沿道の応援場所へ進めないように排除しているのです。本当に驚きました。

中国人たちの暴力的な振る舞いをすべて「見て見ぬふり」をしている警官たち。チベットの旗を持っていたニポン人の多くが、中国人に殴られ、蹴られ、何人ものケガ人が出たのに、まったく報じないテレビや新聞。

皆さん、これが、今のニポンの政府です。これが、今のマスコミです。自民党とナンミョー党による売国政権を終わらせなければ、あたしたちには、道を歩く自由すらなくなってしまうかもしれません。

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