Tuesday, April 29, 2008

元親方の公判前協議始まる 力士急死事件、名古屋地裁

元親方の公判前協議始まる 力士急死事件、名古屋地裁

 時津風部屋の力士急死事件で、制裁目的の暴行で時太山=当時(17)、本名斉藤俊さん=を死亡させたとして、傷害致死罪で起訴された元親方の山本順一被告(58)の公判前整理手続きの第1回協議が24日、名古屋地裁(芦沢政治裁判長)で開かれた。

 立証内容を示し、証拠調べの請求書を提出した検察側と、証拠の開示を請求した弁護側とで争点などの整理が行われた。協議に山本被告は出席しなかった。

 今後も協議が進められ、暴行がけいこの限度を超えていたかどうかなどが争点になるとみられる。

 山本被告は捜査段階で「あくまでけいこの一環だ」などと供述。検察側は「けいこの名を借りたリンチ」などと主張するとみられる。

 起訴状によると、斉藤さんが宿舎から逃げ出したことに腹を立てた山本被告と兄弟子らが共謀し昨年6月25日夜、ビール瓶や木の棒で殴り、鉄砲柱に縛り付けて暴行。翌26日午前には約30分間の激しいぶつかりげいこをし、暴行を加え、多発外傷性ショックで死亡させた。

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