Thursday, April 24, 2008

兄弟子3人の公判前初協議 元親方の指示の有無争点

兄弟子3人の公判前初協議 元親方の指示の有無争点

2008年4月23日 20時24分

 時津風部屋の力士急死事件で、制裁目的の暴行で時太山=当時(17)、本名斉藤俊さん=を死亡させたとして傷害致死罪で起訴された兄弟子の力士3人の公判前整理手続き第1回協議が23日、名古屋地裁(芦沢政治裁判長)で開かれた。元親方の山本順一被告(58)の第1回協議も24日に開かれる。

 兄弟子3人の審理では、元親方の指示の有無が争点になるとみられる。検察側が立証する内容を示し、弁護側が証拠の開示を請求。協議では、双方が進ちょく状況を確認した。弁護側は情状酌量を求める方向で検討している。

 起訴状によると、山本被告と兄弟子3人は共謀し昨年6月25日夜、ビール瓶や木の棒で斉藤さんを殴打。翌26日午前には約30分間の激しいぶつかりげいこをし、倒れた斉藤さんに暴行を加え、多発外傷性ショックで死亡させた。

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