部隊運用を「作戦局」に集約・防衛省改革、3幕僚長は防衛相補佐役
防衛省内で石破茂防衛相を中心に検討してきた組織再編案の概要が27日明らかになった。内局(背広組)と自衛隊各幕僚監部(制服組)に分かれた部隊運用機能を統合幕僚監部などを母体に内局に新設する「作戦局」(仮称)に一元化。トップの局長には制服組を起用する。陸海空の3幕僚長は指揮命令系統から切り離して防衛相の補佐役と位置付け、3幕僚監部を大幅に縮小する。
防衛相の補佐体制を充実させて指揮命令系統を効率化し、文民統制下で緊急時に即応できる組織を目指す。首相官邸の防衛省改革会議が5月に開く次回会合に示す見通しだ。ただ省内では各幕の位置付けなどに異論も根強いため、細部までは固めずに複数案を官邸に提示する可能性もある。
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