牛乳よく飲むと前立腺がん危険増? 厚労省調査
2008年04月16日11時50分
牛乳やヨーグルトといった乳製品を多く摂取すると、前立腺がんになるリスクが上がる可能性があることが、厚生労働省研究班の調査でわかった。牛乳は大腸がんのリスクを下げるともいわれるため、適度な摂取量がどれくらいか、今後問題になりそうだ。
調査は95年と98年、全国各地に住む45~74歳の男性約4万3千人に食習慣などを尋ね、04年まで追跡した。この間に329人が前立腺がんと診断された。
摂取量に応じて四つのグループに分け、前立腺がんとの関係を調べると、牛乳を飲む量が最も多かった人たち(1日あたり154グラムほど)が前立腺がんと診断されるリスクは、最も少ない人たち(同1.2グラムほど)と比べて1.53倍だった。
乳製品に含まれる飽和脂肪酸が、前立腺がんにかかわる血中ホルモンの濃度を上げることなどが原因とみられる。世界がん研究基金と米がん研究所も昨年、乳製品などに含まれるカルシウムの大量摂取が前立腺がんリスクを「おそらく上げる」と報告した。
一方、牛乳は大腸がんリスクを「おそらく下げる」との報告があり、乳製品が血圧を下げるという研究もある。今回の調査をまとめた国立がんセンターの倉橋典絵・研究員は「乳製品を控えるべきかどうかを考えるには、さらに研究が必要」と話す。
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乳製品が前立腺がん促進? 他のがんは予防も
2008年4月16日 12時04分
牛乳やヨーグルトなど乳製品を多く取る男性は、前立腺がんになる危険性が、ほとんど取らない人の約1・5倍になるとの疫学調査結果を、厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)が16日発表した。
しかし、乳製品は大腸がんや他の疾患を予防するとの報告もある。研究班の倉橋典絵国立がんセンター研究員は「一概に摂取を控えるべきだとは言えない」として、乳製品の利益と不利益のバランスを明らかにするような調査が必要だとした。
研究班は岩手、秋田、長野など9府県の45-74歳の男性約4万3000人を平均7年半追跡。この間、329人が前立腺がんになった。
牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの摂取頻度を尋ね、1日の摂取量を推定。量に応じて4グループに分け、前立腺がんになる危険性を比較した。
すると、牛乳で摂取量が最多のグループ(1日コップ1杯半程度)は、最少のグループ(ほとんど飲まない)より危険性が1・53倍大きかった。
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乳製品多く飲食の男性、前立腺がんリスク1.6倍・厚労省
牛乳やヨーグルトなど乳製品を多く摂取する男性は、前立腺がんにかかるリスクがほとんどとらない人の1.6倍になることが、厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)の大規模疫学調査で分かった。16日までに米国の専門誌に発表した。乳製品の成分である飽和脂肪酸やカルシウムが、前立腺がんの危険性を高める働きをしていると考えられるという。
もっとも乳製品は骨粗しょう症や高血圧、大腸がんへの予防効果があるとする研究報告も多い。今回の調査を担当した国立がんセンターの倉橋典絵研究員は「一概に摂取を控えた方がよいとはいえない」としている。
全国の45―74歳の男性4万3000人を平均7年半にわたり追跡調査した。聞き取りをもとに乳製品をどれくらい摂取しているか調べ、量が多い順に四グループに分けて前立腺がんになる危険性を調べた。調査期間中、329人が前立腺がんと診断された。
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前立腺がん:乳製品食べる男性、発症率が1.6倍に
乳製品をたくさん食べる男性は、ほとんどとらない男性に比べ、前立腺がんの発症率が約1.6倍になることが、厚生労働省研究班(主任研究者、津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)の大規模調査で分かった。乳製品は骨粗しょう症や高血圧、大腸がんの予防に有効だとする報告も多く、研究班は「乳製品の摂取を控えた方がいいかどうかは総合的な判断が必要で、現時点での結論は出せない」としている。
研究班は、95年と98年に登録した全国10府県に住む45~74歳(登録当時)の男性約4万3000人を04年まで追跡。このうち329人が前立腺がんを発症した。牛乳やヨーグルトなど乳製品の摂取量によって4群で分析した結果、最も多い群は、ほとんどとらない群に比べ、前立腺がんの発症率が約1.6倍になった。摂取量が多いほど危険性が高まる傾向がみられた。
乳製品に多く含まれるカルシウムと飽和脂肪酸は、前立腺がん発症の危険性を高める可能性のあることが報告されている。
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