中国:LPGの輸入大国から輸出大国に
アジア地区において、中国は日本に次ぐ第二の液化石油ガス(LPG)輸入国と見られているが、国内需要量の減少と、生産量の拡大にともない、中国はLPG輸入大国から、輸出大国へと転換している模様。
LPGは、天然ガス及び原油精製によって製造され、主に、暖房、自動車燃料、調理などに用いられている。
―輸出量増加
直近二年間で、中国のLPG輸出量は急速に増加している。2007年輸出量は32万9397トン、2006年の12万3858トンより倍以上に増加した。
2007年より、ベトナムは中国産LPG最大の輸入国となり、中国からの通年輸入量は20万8152トン、前年の3倍近くまで増加した。
中国産LPGは、ベトナムの市場シェア25%を占めるという。
また、マレーシア、フィリピン、香港、マカオ、ならびに韓国なども、中国産LPG輸出の相手市場となった。
―輸入量減少
中国は依然として液化石油ガスの輸入大国と見られているが、過去三年間で、LPGの輸入量が減少し、特に2007年輸入量は2006年比24%減少、下げ幅は最大となった。
生産量の増加が、輸入量減少の最大の原因と見られる。
また、新設オイル精製設備の稼動開始によって、国内のLPG生産量が急増、高額な輸入LPGへの需要量が減少した。
中国国家統計局のデータによれば、2007年中国のLPG生産量は1934万トン、前年同期比6.6%増となった。
また、2008年の中国原油加工量は約8%上昇と予測され、LPG生産量も同じく増加する見通しという。
また、中国国産LPGの生産コストは、輸入製品よりも安価であるという。
現在、中国南方市場での、国産LPG販売価格は1トンあたり6400―6500元(約9万3346―9万4805円)。一方、輸入製品価格は1トンあたり7000元(約10万2097円)とのこと。
国産製品の品質向上によって、国産LPGが、徐々に輸入製品のシェアを奪っているという。
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