Sunday, April 13, 2008

滝川の組合 ナタネ油産地直“搾” 目標10トン 安全求め国産人気

滝川の組合 ナタネ油産地直“搾” 目標10トン 安全求め国産人気(04/11 08:30)
香ばしい香りを放ちながらしたたり落ちる黄金色のナタネ油=滝川ふれ愛の里

香ばしい香りを放ちながらしたたり落ちる黄金色のナタネ油=滝川ふれ愛の里

 【滝川】菜の花の栽培面積日本一を誇る滝川市のJAたきかわナタネ生産組合(宮井誠一組合長)が、今春から地元産ナタネを使った食用油の製造に乗り出した。油の原料となる穀物価格の高騰や食の安全を求める声の高まりから国内産油の需要は増えており、価格競争力を持ち得ると判断した。本年度は栽培面積を倍増して原料を確保、約十トン程度を生産する計画だ。

 同組合には滝川、赤平両市の農家四十五戸が所属。十年ほど前から本格的に菜の花を栽培している。二〇〇七年度の作付面積は約百二十ヘクタールで全国の15%を占める。

 国内で販売されているナタネ油の原料の99・9%は外国産で、うち75%が遺伝子組み換え(GM)ナタネとされる。GM原料への拒否感が強い日本では、純国産油への需要は根強い。

 さらに、世界的なバイオ燃料増産で食用油用のトウモロコシや大豆の価格は軒並み急騰しており、ナタネ価格も上昇傾向にある。原油高騰による輸送費増も加わり、一昨年、五十キロ当たり約千八百円だった輸入ナタネは、昨年は約四割増の同二千六百円。

 同組合は現在、農林水産省から五十キロ当たり最大四千円の助成金を受けているが、本年度で打ち切りの予定。それでもナタネの値上がりは今後も続くとみられることから、同組合は採算ラインを上回る同八千円程度での販売は可能と判断、作付け増と一貫生産を決めた。

 同組合と取引のある鹿北製油(鹿児島)の和田久輝社長も「安全志向の高まりから国内産油の需要は多い。価格が高くなっても、原料があるならどこの製油メーカーもほしい」と語る。

 同組合は都市農村交流センター「滝川ふれ愛の里」の一室を借りて油生産を開始。三月末、中古の圧搾機を使って昨年産の原料から約五百キロを搾油した。タンク内で不純物を沈殿させた後、六月一日の菜の花まつりに向けて組合員の手作業で五百ミリリットルボトルに瓶詰めし、約千本を販売する。

 価格は市販品の約二倍の一本五百-六百円の予定だが、無農薬の上、動脈硬化や心臓病を予防する効果のあるオレイン酸の含有量が多いことなどをPRして販売促進を図る。

 本年度の作付面積は、ほぼ倍増の二百三十ヘクタールとなる。製油メーカーとの契約量を確保しつつ、増産分の相当量を地元でのナタネ油製造に投入する予定で、宮井組合長は「原料生産から加工まで一貫して行う、真の滝川ブランドを確立させたい」と話している。

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