東京製鉄、輸出を停止・鋼材原料のスクラップ高騰
鉄スクラップから建築用鋼材などをつくる電炉最大手の東京製鉄は4月半ばから鋼材輸出を全面停止する。鉄スクラップ価格の高騰と円高で採算が悪化したため。国内需要の低迷で昨秋から続けている減産幅をさらに拡大する。同大手の関東スチール(茨城県土浦市)も5月に1割程度減産する。国内でも住宅・ビル向け需要が低迷しており電炉業界の経営環境が一段と厳しさを増している。
東鉄の主な輸出先は韓国と東南アジア。既に新規の輸出契約を停止しており、4月半ばから全面的に輸出を取りやめる。輸出停止にともない減産幅は現在の2割強から3割近くに拡大する見通し。代表的な建築用鋼材である鉄筋用棒鋼やH形鋼を減産する。
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