三浦元社長の弁護人、起訴状などの英訳資料を提出
【ロサンゼルス=猪瀬聖】米ロサンゼルスで1981年に起きた銃撃事件で、米自治領サイパンで逮捕された元会社社長、三浦和義容疑者(60)=日本では無罪確定=のロサンゼルスでの弁護人、マーク・ゲラゴス弁護士は、三浦元社長が日本で殺人罪で起訴された際の起訴状などの英訳版をロサンゼルス郡地裁に提出した。
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治安に国民意識の差?ロス疑惑で注目の「共謀罪」 日本は反対多く (1/2ページ)
2008.4.4 20:30
いわゆる「ロス疑惑」で三浦和義容疑者(60)がサイパンで逮捕されたことで、米の法体系にある「共謀罪」の存在がクローズアップされている。2人以上による犯罪行為の共謀を立証すれば実行犯を特定する必要がなく、三浦容疑者の有罪立証に向けた大きな武器となっている。日本でも米に比べて適用が厳格な共謀罪の創設が検討されているが、反対論が強く実現していない。なぜ日本ではできないのか。関係者は日米の伝統や治安に対する意識差を指摘している。(森本昌彦)
■立証に自信
三浦容疑者の逮捕容疑である共謀罪はカリフォルニア州刑法182条で規定。「2人またはそれ以上の人間が共謀して犯罪を行うこと」などとしている。共謀の目的を実現するための行為(外的行為)が要件として必要だが、実行犯を特定する必要はない。
日本での銃撃事件の公判では、銃撃の実行犯が特定されていない点が無罪判決の重要な根拠となっている。今回のサイパンでの三浦容疑者の逮捕は、米に共謀罪という日本にはない「武器」があったからこそ、実現したともいえる。
■遅れる整備
共謀罪は日本でも創設が検討されている。ただ、米と異なり、テロなど重大犯罪の実行を目的とする団体による犯行が対象。個人が犯罪について話し合っただけでは、罪に問われない。
政府は平成15年と17年に、共謀罪創設を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案を提出したが、衆院解散のため廃案。17年10月に3度目となる法案提出を行ったものの、「対象範囲の犯罪数が多すぎる」などと批判もあり、継続審議となっている。
国際テロなどの組織犯罪防止のため2000年に国連総会で採択された「国際組織犯罪防止条約」では、国内法で共謀罪を設けることを義務付けている。しかし、共謀罪を制定していないため、主要国首脳会議(G8)の参加国の中で、日本のみが同条約を締結していない。
■薄い治安意識
米に比べ、適用するためのハードルが高い日本の共謀罪はなぜ、創設すらできないのか。
ある法務省幹部は日本と欧米との「伝統」の違いを理由に挙げる。「アメリカやイギリスでは昔から共謀罪があったが、日本にはない。なじみがないから心配する声があるのではないか」
別の見方もある。
椎橋隆幸・中央大教授(刑事法)は「外国に比べると、日本は治安が保たれている。そのため組織犯罪に対する危機感が薄い」と治安についての国民意識の差を指摘する。
昨年は国会で審議すら行われず、今も創設のメドが立っていない。
別の法務省幹部は共謀罪がない状況をこう懸念する。「犯罪が国際化していることを考えたら、いつまでも現状のままでいいのだろうか」
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三浦元社長:23日に初審理 逮捕状無効申し立て
【ロサンゼルス吉富裕倫】81年のロス銃撃事件を巡りサイパン(米自治領)で逮捕された元会社社長、三浦和義容疑者(60)による逮捕状無効の申し立てについて、ロサンゼルス郡地裁は4日、延期していた第1回審理を23日(日本時間24日)に開くことを決めた。弁護側は「三浦元社長は日本で無罪が確定しており、再び罪に問うことは違法」と釈放を求め、検察側は「身柄がロサンゼルスに来なければ、逮捕状の無効を主張できない」と申し立ての却下を求めている。
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三浦元社長が月刊誌に手記、逮捕への憤りあらわに
1981年のロス疑惑「一美さん銃撃事件」を巡り、米自治領サイパンで逮捕された元輸入雑貨会社社長、三浦和義容疑者(60)が7日発売の月刊誌「創」5月号に、逮捕後初めての手記を寄せた。
日本で無罪が確定した事件で再び逮捕されたことへの憤りを表している。
手記は3月23日付。逮捕されるまで、サイパンが米国の領土であることや、88年に米国で逮捕状が出ていることも「全く知らなかった」とし、「日米が十分に話し合い、裁判は日本ですることになったのではないか。(逮捕は)本当に驚いたし、怒りで体中が燃えるように感じた」と記した。
サイパンの拘置所では読書をして過ごし、3食とも、受刑者5人と一緒にとっているという。日本のマスコミ取材については、「26年前と変わっていない」などと批判。今後の裁判手続きについて、「決してくじけることなく頑張ります」と結んでいる。
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三浦元社長「怒りで体燃えるよう」
1981年の米ロサンゼルス銃撃事件で、サイパンで逮捕された元会社社長、三浦和義容疑者(60=日本では無罪確定)が「逮捕の瞬間、怒りで体が燃える様に感じた」と題した手記が、7日発売の月刊誌「創」(5月号)に掲載されることが6日分かった。
手記は12ページで、3月23日に拘置先の収容施設で書かれた。2月22日にサイパン空港内の事務室で逮捕を知らされてがくぜんとしたことや「なんで」「どうして」と戸惑う心境のほか、施設で毎日読書して過ごしていることなどをつづっている。
焦点となっているロサンゼルスへの移送については「無罪が確定したのですから、再び同じことで裁判を受ける必要性もない」と拒否している。
「1988年に逮捕状がアメリカで出ていることもまったく知りませんでした」とし「どうしてこれまで日本政府を通じて出頭を求めてこなかったのか」と米捜査当局の対応を疑問視。「この18カ月間にサイパンには4回も来ているというのに、なぜ今までは問題にならなかったのか」と不満をぶつけている。
メディアにも言及し「カメラマン方が殺到して大混乱状態になり僕も転倒されそうになってしまった(原文のまま)」「まったく進歩がない連中」と批判した。
Sunday, April 6, 2008
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