Tuesday, April 8, 2008

文科省汚職の贈賄容疑者、勤務実態20年間なし・族議員の秘書に

文科省汚職の贈賄容疑者、勤務実態20年間なし・族議員の秘書に

 国立大などの施設整備を巡る汚職事件で、贈賄容疑で逮捕された五洋建設子会社顧問、倉重裕一容疑者(58)が五洋建設に在籍していたうちの約20年間、会社での勤務実態がほとんどなかったことが7日、関係者の話で分かった。その間は一貫して旧文部省OBの有力参院議員の事務所で、事実上の私設秘書として活動していたという。

 倉重容疑者が業界内で、受注調整の「仕切り役」を担っていた疑いが強いことも判明。警視庁捜査2課は同容疑者が有力文教族議員の威光を背景に、元文部科学省文教施設企画部長、大島寛容疑者(59)=収賄容疑で逮捕=ら同省幹部に接近、工事の情報を公表前などに入手して業界内で受注調整を主導していた可能性があるとみている。

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