Friday, May 2, 2008

キヤノン、米新工場建設を正式発表

キヤノン、米新工場建設を正式発表

 キヤノンは2日、米バージニア州にプリンターや複写機に使う交換用トナーカートリッジを生産する新工場を建設し、2009年12月に稼働させると正式発表した。総投資額は約600億円の見通し。同製品の海外工場で初めて組み立て工程を完全自動化した製造ラインを導入する。プリンター市場拡大に伴い、主な消費地である米国で供給体制を強化する。

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キヤノン、米に先端工場・消費地生産にシフト

 キヤノンはプリンターや複写機に使う交換用トナーカートリッジの最新鋭工場を米国に建設する。無人で組み立てができる自動ラインを導入、2009年末に稼働する。同製品での海外工場新設は約20年ぶり。現在は国内で集中生産して輸出しているが、自動化技術の海外移管で日本と同水準の生産効率を実現。円高や輸送費上昇が続くなか、高度な製造技術をテコに欧米アジアの主な需要地で作る戦略に転換し競争力を高める。

 新工場は総額600億円を投じて、複写機部品や交換用トナーなどを生産する米子会社、キヤノンバージニア(バージニア州)の隣接地に建設する。延べ床面積は約6万3000平方メートルで、2008年9月に着工、09年12月にも稼働する。

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