損保ジャパン、証券化商品の保証業務から撤退
損害保険ジャパンは27日、証券化商品などの元利払いを保証する「金融保証保険」から事実上、撤退することを明らかにした。保証していた米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)関連の証券化商品で2008年3月期に300億円の損失を計上し、今後も収益を見込みにくいと判断した。
金融保証保険は証券化商品や地方債などの保有者に対し、元利払いが滞った場合に保険金を支払う仕組み。損保ジャパンは00年に子会社を通じて本格参入した。
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住宅ローン金利上げ、大手4行が6月から
三菱東京UFJ、みずほ、三井住友、りそなの大手銀行は6月から住宅ローン金利を上げる方針だ。ローン金利の指標となる長期金利が急ピッチで上昇しているためだ。金利を一定期間固定するタイプのローンが上がり、上げ幅は年0.2―0.3%程度になる見通し。ローン金利の上げは2カ月連続で、6月は昨年夏以来の高い金利水準になる。
27日の債券市場では、長期金利の代表的な指標である新発10年物国債利回りは一時、前日比0.045%高い1.785%に上昇(債券価格は下落)した。昨年8月上旬以来、約10カ月ぶりの高水準。インフレ懸念や株式相場の上昇を背景に、このところ長期金利は上昇傾向にある。
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