「漁に出るほど赤字」 遠洋マグロ、燃料高騰で休漁へ
2008年05月28日18時59分
マグロの遠洋漁業者らでつくる日本かつお・まぐろ漁業協同組合は、燃料高騰の影響で、所属マグロはえ縄漁船250隻の2割以上を休漁する方針を決めた。供給量が減ることで、マグロが値上がりする可能性がある。
マグロの遠洋漁業は、燃料高騰で採算が合わなくなる業者が増え、各国の業界団体が協調して休漁に踏み切る構えだ。同組合も加盟する国際団体「責任あるまぐろ漁業推進機構」(OPRT)は28日、加盟1174隻のうち、将来的には約400隻が休漁する、との見通しを示した。台湾では、加盟団体所属の漁船約400隻のうち約半数が休漁に追い込まれる見通し。
石川賢廣組合長は「燃料高騰で漁に出れば出るほど赤字が増える状況。もう少し議論するはずだったが、状況を早く消費者に知ってもらったほうがいいという声があり、急きょ公表した」と話した。
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