Tuesday, May 27, 2008

交通事故死者、54年ぶり5000人台に減少・交通安全白書

交通事故死者、54年ぶり5000人台に減少・交通安全白書

 政府は27日の閣議で、2008年版の「交通安全白書」を決定した。07年の交通事故死者数は前年比9.6%減の5744人で、7年連続で減った。交通事故死者数が6000人を割ったのは1953年以来54年ぶり。飲酒運転の厳罰化や、シートベルトの着用者率の向上が死亡事故減少の要因と分析。後部座席でのシートベルト着用の定着が今後の課題と指摘した。

 交通事故件数は同6.1%減の83万2454件。負傷者数は同5.8%減の103万4445人だった。事故死者のうち、65歳以上の高齢者が47.5%を占めた。

 シートベルト着用率は06年と同じ89.1%。一般道での後部座席の着用率は8.8%にとどまった。事故死者のうち49.7%がシートベルトを着けておらず、後部座席の事故死者では84%が未着用だった。

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