Friday, May 2, 2008

米国:「買えないの」 会員制スーパーがコメ販売制限 食糧不安あおる

米国:「買えないの」 会員制スーパーがコメ販売制限 食糧不安あおる

 【ワシントン斉藤信宏】穀物や食品の価格が世界中で高騰する中、米小売り最大手ウォルマート・ストアーズ系列の会員制スーパー「サムズ・クラブ」が始めたコメの販売制限が、アジア系住民の多いカリフォルニア州などを中心に波紋を広げている。ロサンゼルスのラジオ局は「第二次世界大戦以来の食糧配給制」と報じた。

 サムズ・クラブは4月24日から、レストランなど大口客を対象に輸入米の販売を1回20ポンド(約9キロ)の袋四つまでに制限した。一般客は制限の対象外だが、「買えなくなるのか」などと問い合わせが相次いだという。同社は「世界的な穀物不足で買いだめの動きが見られるため」と理由を説明し、「コメの在庫は十分にあり、販売制限は一時的な予防措置だ」としているが、特に日系人や中国人などの多いカリフォルニア州などで食糧不安をあおる形となった。

 シカゴでも、地元紙が「レストラン食材の買いだめが広がっている」などと報道。シェーファー米農務長官は「米国内でコメ供給の問題は存在しない」と述べるなど火消しに追われた。

 ただ、シカゴ商品取引所でコメ相場が過去最高水準となり、最大の輸出国タイで、タイ産のコメが1トン=1000ドルを超えるなどコメ価格が急騰しており、不安解消には時間がかかりそうだ。

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