鳥インフル:十和田湖のオオハクチョウ2羽からH5N1型
青森県は22日、同県の十和田湖畔で見つかったオオハクチョウ2羽の死骸(しがい)から強毒性「H5N1型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。うち1羽は県の簡易検査で「陰性」とされ、鳴海勇蔵・県農林水産部長は「国が自治体に求めた簡易検査では異なる結果が出てしまう。検査方法を国に提言したい」と話した。
県によると、1羽は4月18日に衰弱した状態で発見され、2日後に死んだ。別の1羽は今月8日に死骸が見つかり、簡易検査で陰性の結果が出た。県は冷凍保存していた2羽を、環境省の求めに応じて13日に提出。鳥取大が検査していた。
環境省によると、強毒性ウイルスが検出された野鳥は、04年に京都府・大阪府のカラス9羽、07年に熊本県のクマタカ1羽、今年4月に秋田県、5月に北海道のオオハクチョウ計5羽がいる。
また同省は22日、北海道ウトナイ湖で4月17~30日に見つかったオオハクチョウの死骸3羽からは、強毒性ウイルスは検出されなかったと発表した。さらに、秋田県三種町で今月12日と15日に計7羽、青森県佐井村で同18日に1羽、衰弱したオオハクチョウや死骸が見つかったと発表。簡易検査で強毒性は陰性だったが、近く鳥取大にウイルス検査を依頼する。
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