大手生保、4年連続増配・前期個人向け、顧客つなぎ留め
日本生命保険や第一生命保険など大手生命保険会社は2008年3月期分の個人契約者向けの配当を引き上げる方針を固めた。運用資産の利息・配当金収入が堅調だったためで、増配は4年連続となる。保険金の不払い問題などを受け、生保各社の08年3月期業績は低迷。今後も厳しい経営が続くが、「顧客離れ」の防止に向け増配は不可欠と判断したもようだ。
生保の配当は保険料の運用収益が想定より多かったり、保険契約時の想定より死亡率が下回るなどして保険金の支払いが少なかった場合、発生した剰余金の一部を契約者に還元する仕組み。契約内容や時期によりもらえる額は異なるが、配当が増えれば実質的に保険料の支払い負担を軽くできる利点がある。
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