Friday, May 2, 2008

地デジ番組の複製、回数制限緩和開始遅れも

地デジ番組の複製、回数制限緩和開始遅れも

 家庭で録画した地上デジタル放送番組の複製回数を大幅に緩和する新ルール「ダビング10」の導入時期が、当初予定の6月2日から先送りされる可能性が出てきた。予定日は1カ月後に迫ったが、テレビ局と著作権団体、電機メーカーなどの間で「私的録画補償金制度」を巡る話し合いが決着していないためだ。一部で白紙撤回論も浮上している。

 「ダビング10」はDVDレコーダーなどのハードディスク(HD)に録画した地デジ番組の複製回数を、従来の「1回のみ」から9回に緩和する新ルール。

 「1回だけでは不便」との消費者の声に配慮し昨年7月、総務省の検討会でメーカーや著作権団体、放送業界が回数拡大で大筋合意。その後、新ルールに対応した電波をテレビ局が2008年6月2日午前4時から送出する日程も発表していた。ところが関係者による4月の協議で実施日を確定できなかった。

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