キリン、冷蔵輸送の高級生ビール・飲食店向け試験販売
キリンビールは、冷蔵のまま工場から飲食店に直送する生ビール「ザ・プレミアム無濾過~Draught(ドラフト)~」を6月20日からテスト販売する。4種類の麦芽や高級ホップの「カスケード」を使って風味とコクを高め、ろ過しない製法でうまみを損なわないようにしたという。
同社の栃木工場(栃木県高根沢町)でタル詰めし、飲食店に届ける。東京23区と茨城、栃木、群馬、長野、新潟の各県で販売する。価格はオープンだが、通常の生ビールが500ミリリットルで500円の飲食店の場合、380ミリリットルが800円前後で提供されると想定している。
年内に取引店を300店にすることを目指し、売れ行きを見て販売地域を拡大する。
---------------------
東電、耐震費用は700億円超・柏崎刈羽原発、6月に補強着手
東京電力は22日、新潟県の柏崎刈羽原子力発電所の新たな基準地震動を策定し、同原発の再稼働に向けようやく第一歩を踏み出した。耐震補強工事費用は 700億円を超える見通し。同原発停止によるコスト増は2008年度上半期だけで3000億円と運転停止が長引くほどダメージが膨らむため、運転再開が最大の経営課題だ。ただ東電は信頼回復のため国や地元の理解を最優先する方針で、年内の再稼働は困難とみられる。
東電は6月に一部の耐震補強工事に着手する。費用については明らかにしていない。中部電力はすでに東海地震に備え、基準地震動800ガルを超える 1000ガルを想定して浜岡原発の耐震補強工事を実施。費用は1基あたり最大で100億円。浜岡原発を上回る基準地震動の柏崎刈羽原発全7基にあてはめると総額で700億円を超える計算になる。
--------------------
伊藤ハム、主力2工場新設・国内13工場を半減
伊藤ハムはハム・ソーセージやピザなど加工食品の生産体制を再編する。2012年度以降、関東と関西それぞれで現在の基幹工場に代わる生産拠点を新設。基幹工場を含め全国13カ所の工場は7カ所程度に半減し、生産効率を高める。今後10年近くかけて実施、総投資額は300億円規模に達する見通しだ。少子化による需要の伸び悩みや原料の高騰による収益悪化に対応、生産体制を抜本的に見直す。
「新関東工場」(仮称)は千葉県か茨城県での建設を検討している。10年度に着工、12年度中に操業する。現在、同社の加工食品の約3割を生産する東京工場(千葉県柏市、敷地面積5万4600平方メートル)と同程度の規模で、最新の加工ラインを導入して生産性を高める。完成した段階で東京工場は閉鎖する。
Subscribe to:
Post Comments (Atom)
No comments:
Post a Comment