Friday, May 23, 2008

中古マンション価格格差、都内築10年では平均16%下落

中古マンション価格格差、都内築10年では平均16%下落

 東京都内の中古マンション価格が地域や条件によって大きな差が出ている。民間不動産調査会社、東京カンテイ(東京・品川、松村優一郎社長)によると、築 10年の物件では都内全体では新築時より16%下がったが、都心部の港、渋谷両区ではほぼ横ばい。20階以上の高層物件や駅から徒歩数分圏の物件も下落率が小さい。同社は今後も好条件の物件の値崩れは小さいとみている。

 調査は07年に売買された中古マンション(97年に分譲)の売買価格を新築時と比較した。都内では7万件、首都圏全体では14万件を対象に分析した。

 都内全体の平均下落率は16.4%。神奈川県29.0%、埼玉県31.0%、千葉県33.9%と比べると下落幅は小さい。23区平均では13.2%だった。

 市区別では港区が1.1%上昇。渋谷区も2.0%下落にとどまった。千代田、中央、新宿、文京を含めた都心6区では7%の下落で、都心ほど下落率が小さい。

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