Tuesday, April 15, 2008

大相撲:協会、府立体育会館「廃止」の説明受ける

大相撲:協会、府立体育会館「廃止」の説明受ける

 大阪府が大相撲春場所会場の府立体育会館を11年度で廃止する方針を示したことについて、日本相撲協会は14日、府の担当者から経緯の説明を受けた。武蔵川事業部長(元横綱・三重ノ海)は「契約期間はあと3年残っているが、協会は残してほしいと思っている。赤字施設でもないし、存続運動などが起これば協会も対応を考えたい」と語った。府立体育会館は06年度で約4100万円の黒字を出している。

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外部理事をあらためて要望 松浪副大臣が相撲協会に

 日本相撲協会の監督官庁である文部科学省の松浪健四郎副大臣は14日、再発防止検討委員会による北の湖部屋への視察に同行した後、北の湖理事長(元横綱)に対し、相撲協会の理事や監事を外部から登用することをあらためて要望した。

 力士死亡事件で元親方と兄弟子3人が逮捕された2月にも提言している松浪副大臣は「透明性のある組織にしてもらいたい。次の理事会では当然議題に上るでしょう。所管する役所のアドバイスがそんなに軽いものではないはずだ」と実現への強いこだわりを見せた。

 これに対し、北の湖理事長は「まずは理事会で報告し、検討していかなければならない」と慎重な姿勢だった。

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松浪副大臣「協会改革」押せども…北の湖理事長動かず

 日本相撲協会・北の湖理事長(54)=元横綱=は14日、同協会の監督官庁である文部科学省・松浪健四郎副大臣(61)と会談を行った。再発防止検討委員会の最終視察に同行し、東京・両国国技館に乗り込んだ同副大臣から「外部からの理事または監事起用」を再度促されたが、具体的な対応は示さなかった。2月20日の理事会決議から54日が経過したが、“牛歩”の回答にとどまった。



 協会の重い腰は、この日も動かなかった。松浪副大臣がこの日、直接協会に乗り込んで北の湖理事長と会談を持ったが、同副大臣が訴える「協会改革」の扉は開かなかった。

 「次に理事会を開いたときに、報告して検討しなければいけない。やはり、何といっても相撲に理解のある方、(諮問機関の)運営審議委員会もあるし、これから検討しなければ…」

 同理事長は「前向きに検討する」とした、2月の理事会の決議と同様の見解を口にした。

 昨夏、時津風部屋の序ノ口力士死亡事件を受けて、文科省は再発防止、原因究明などを指示。「再発防止検討委員会」は設置されたが、松浪副大臣は「外部から理事、監事を入れるべき」と強く要望してきたが、事実上、進展はみられなかった。

 それでも、約30分間の会談を終えた同副大臣は「理事長1人で決められる話ではなく、理事会に諮って決められる。次の理事会の議題にのぼると確信している。主管する役所のアドバイスはそれほど軽いものではない。(人選には)干渉しない」と、前進する感触を得た様子。この日は、友綱部屋で朝げいこを見学。再発防止検討委員会の北の湖部屋への視察にも同行した。

 同副大臣は、9日の衆議院文部科学委員会で民主党の牧義夫委員の質問に「在任中に結論を出すよう理事長と話す」と答弁。協会の理事には、理事の外部起用に抵抗する意見も根強いが、透明性を高くする組織改革に強い意欲を燃やしている。

 改革は待ったなし-とスピードアップを迫る松浪副大臣に、北の湖理事長はがっぷり四つに組んで長期戦でかまえる。

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まずは第一歩=問題の解明は細部から-大相撲再発防止検討委

 時津風部屋で起きた力士死亡事件を受けて設置した日本相撲協会の再発防止検討委員会が、53部屋すべての視察を終えた。

 外部有識者委員の一人のやくみつる氏(漫画家)は「大きな病巣があるというより、小さなたがの緩みがあり、そういうことから律していかないといけない」と総括。横綱、大関ら上位勢に対し、格下の力士がけいこ場で水を付ける場面が減っていることなどを挙げた。ささいなたるみが規律を乱す遠因になるとの指摘だ。

 同委員会は、監督官庁の文部科学省から尻をたたかれる形で発足した。だが弟子の育成方針などをめぐる論議が盛んになったのは収穫だろう。

 伝わるのは悪評ばかりではない。ある部屋では各力士の健康管理の記録をとどめるシステムを作った。別の部屋の師匠は、所属力士に対し「おれの弟子であって、おまえの弟子ではない」と伝えた。

 これからは各委員が見聞きした材料を持ち寄って意見をまとめる。ささいな事象も漏らさず拾い上げれば、問題の「根っこ」が見えてくるかもしれない。北の湖理事長(元横綱)は「これからが出発」と話した。

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病巣見えたか 力士急死 防止委の視察終了

2008年04月15日11時31分

 時津風部屋の力士急死事件を受けて日本相撲協会が昨年10月につくった再発防止検討委員会。事件の背景を探るため、委員が手分けして行っていた全53部屋の視察が14日、終わった。視察を名乗っているものの、実際は親方からの聞き取りが中心。この結果をもとに近く提言をまとめるというが、再発を防ぐ決め手はつかめているのだろうか。

部屋の視察に訪れた松浪健四郎・文科副大臣(右端)と再発防止検討委員会のメンバー。左手前は北の湖理事長=林敏行撮影

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 視察の締めくくりとなったのは、理事長が師匠を務める北の湖部屋だ。

 委員長の伊勢ノ海理事、外部委員の塔尾武夫氏ら4人に加え、特別に文部科学省の松浪健四郎副大臣も同席した。

 委員らは北の湖理事長(元横綱)に生活指導について確かめたが、そのやりとりはこんな具合だった。

 「新弟子が逃げ出したことは?」

 「1回目は説得したが、2回目はそのまま帰しました」

 「兄弟子が無理に酒を飲ませることは?」

 「未成年には飲ませないように指導しています」

 体罰につながる道具は使わず、若手には体力に合わせたけいこをさせる――。そんな方針説明に問題はないと判断し、約30分で終わった。

■楽観的空気漂う

 視察を始めたのは昨年12月。事前に各部屋の親方に指導方針や生活指導についてアンケートし、その回答について視察でくわしく聞く形をとった。

 当初はけいこも見た。本来たたむべきまわしがけいこ場に丸めて放っておかれていたり、兄弟子がペットボトルで水を飲むので弟弟子が水をつける所作を省いていたりと、しきたりが崩れている点も見受けられた。

 だが、次第に親方やおかみさんとの面談が主になった。

 「もっとけいこを見たかった」と外部委員のやくみつる氏は残念がる。「事件が過ぎ去り、楽観的な空気になっている。事件はささいな緩みから始まる。相撲界は、今も大問題に直面していることを忘れてはいないだろうか」と警鐘を鳴らす。

■「特異なケース」

 一方、伊勢ノ海理事は「視察のたびに時津風部屋の特異性を感じた」と言う。「各部屋の師匠は事件を重く受け止め、二度とあってはならないと認識している。あの事件がなぜ起こったのか、よくわからない。想定外の事件だ」

 塔尾氏も「ほとんどの部屋では若手力士の体力に合わせた指導をしており、時津風部屋のような事件は起こらないだろう」と話す。

 委員会は21日に会合を開き、視察結果をもとに話し合う。再発防止策をまとめたら相撲協会を所管する文科省に報告してお役ご免となる。

 若手力士が命を失って1年足らず、委員会発足からわずか6カ月の幕引き。伊勢ノ海理事は「今後も外部の意見を拝聴したい」として、委員会は同じ顔ぶれのまま名称を変えて残し、角界の問題を話し合う場にしたいとしている。

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