ハンドボール再予選 男子は有効認め、女子は認めず
2008年03月20日23時42分
やり直しとなったハンドボールの北京五輪アジア予選について、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は20日、やり直しの無効と最初の予選結果の有効性の確認を求めたアジア・ハンドボール連盟(AHF)などの訴えに対する裁定を発表した。1月に東京で開かれたやり直し予選は男子は有効、女子は無効とし昨年8月の最初の予選結果を正当とした。五輪には男子は韓国、女子はカザフスタンが出場することになる。
日本は男女とも世界最終予選に臨むことになると見られる。再予選で日本に勝った女子の韓国も最終予選に回る。最終予選は女子は今月28~30日、男子は5月30日~6月1日にある。
CASのリーブ事務局長は「男子については判定のひどさが分かる資料があったが、女子はそれが弱かった」と、男女で判断が分かれた理由を説明した。昨年の女子予選ではビデオ撮影などが禁止されており、その影響が出た形だ。
昨年の予選では男子はクウェート、女子はカザフスタンが出場権を得た。だが「中東の笛」と呼ばれる中東の国に偏った判定が問題となり、12月に国際ハンドボール連盟(IHF)がやり直しを決定した。これに対しAHFなどが、五輪出場国の選定権は大陸連盟にあるとしたIHF規定などをたてに、CASに訴えていた。
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日本ハンドボール協会・渡辺佳英会長の話 女子の再試合が認められなかったのは極めて遺憾です。現時点では詳細が分からないので、明日、IHFに問い合わせたい。
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女子ハンドボール、五輪予選今月末に再々試合
仲裁裁判所「再試合は認めず」
男子ハンドボールチームは北京行き確定
北京五輪ハンドボールアジア地域予選の再試合の結果が男子のみ認定された。
スポーツ仲裁裁判所(CAS)は20日夜(日本時間)、インターネットのホームページを通じて今年1月末に日本の東京で開かれた北京五輪男女ハンドボールアジア予選再試合の結果を男子のみ認めることに決めたと明らかにした。女子の場合、昨年8月にカザフスタンで開かれた従来の予選結果に従うように勧告した。
これにより試合で日本を破って優勝した韓国男子代表チームは五輪本選へのチケットを手にした。しかし女子代表チームは今月末に開かれる国際ハンドボール連盟(IHF)の予選に出場本戦行きの切符かけて再び戦わなくてはならないことになった。
IHFは昨年12月フランス・パリで理事会を開き、アジアハンドボール連盟(AHF)の偏向判定に染まった8月の女子予選と9月の男子予選(日本トヨタ)の結果を取消し、再試合を開くことを命令、再試合には韓国と日本のみ出場する中で行われ、男女ともに韓国が優勝した。
しかしAHFはCASに従来の予選結果を認めるようIHFを提訴し、CASはスイス・ローザンヌで現地時間の19日、12時間以上の審理を経て仲裁結果を発表した。
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ハンド 新連盟結成へ了承得る
韓国ハンドボール協会の鄭亨均副会長は20日、日本、韓国、中国など東アジア各協会がアジア連盟から分離し、新たな連盟を結成しようと話し合いを進めている件について、国際ハンドボール連盟の最終的な了承を得たことを明らかにした。
同副会長は「分離は絶対に必要だ。今のままの状態では続けられない。IHFの了解は得たのであとは国際オリンピック委員会(IOC)を説得するだけだ」と述べた。3協会以外の東アジア地域の協会も交えた話し合いを、4月に日本で行う予定にしている。
Sunday, March 23, 2008
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