伊藤忠・元課長、架空利益計上で解雇 特別損失38億円
2008年03月27日19時58分
伊藤忠商事は27日、同社の元食品化学品課長(54)が、ブラジルからの飲料用エタノール輸入事業で架空利益を計上していたとして、26日付で懲戒解雇処分にしたと発表した。架空利益の計上は15年以上続いていたと見られ、同社は08年3月期決算で約38億円を特別損失として一括計上することを検討している。
伊藤忠によると、元課長はブラジルからエタノールを輸入して日本や韓国の酒造会社へ売る事業で、架空の在庫を計上して仕入れ値を安く見せかけるなどの手法で、平均して年2億円程度、架空利益を計上していた。社内調査に対し、「事業を継続するために利益が出ることを示したかった」と動機を説明しているという。同社は、取引先が特殊だったことなどから元課長が15年以上、同じ担当を続けており、発覚が遅れたとしている。
Thursday, March 27, 2008
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