Saturday, March 29, 2008

ユニクロが北京に再進出・13年までに中国全土で100店体制へ

ユニクロが北京に再進出・13年までに中国全土で100店体制へ

 【北京=高橋哲史】ファーストリテイリングは29日、北京の代表的な繁華街「西単」にカジュアル衣料専門店「ユニクロ」を開業した。北京からは一度撤退しており、再進出した格好。香港を含む中国での店舗数は18になった。8月の北京五輪に伴う消費ブームの広がりをにらんで出店を強化し、2013年までに香港を含む中国全体で100店体制を築く計画だ。

 ユニクロの大笘直樹最高執行責任者は「北京では五輪開催前にさらに2店の開業を目指す。(現在11ある)中国本土の店舗数は1年後をメドに倍増させたい」と語った。

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東ソー、樹脂添加剤を7割増産・200億円投資、中国向け強化

 東ソーは200億円強を投じて樹脂や紙などの機能を高める添加剤を7割増産する。2012年までに南陽事業所(山口県周南市)に設備を新設。米ダウ・ケミカルなどと並ぶ世界でトップ水準の生産能力となる。中国では建設投資の拡大に伴い、建材の硬化用などに添加剤の需要が拡大している。いち早く中国などアジア向けの供給体制を強化し、海外化学大手に対抗する。

 「エチレンアミン」と呼ばれる添加剤を増産する。建材などに使うエポキシ樹脂の硬化やティッシュペーパーなど紙類の強度向上、潤滑油の粘性維持など幅広い用途がある。アジアでは建材のほか、生活水準の向上でティッシュペーパーなど添加剤の使用が広がっている。

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松下電工、インドに配線器具新工場・住宅建設急増に対応

 松下電工はビルや住宅の建設が急増しているインドで住宅建設向け配線器具の市場開拓を本格化する。北部に新工場を建設するなどで生産拠点を統廃合し、 2010年度をメドに生産能力を倍増、年間売上高も500億円と06年度の2倍に引き上げる。最新の製造技術の移転や人材派遣も積極化する。国内市場が伸び悩むなか、建設ラッシュが続く新興国需要の取り込みを急ぐ。

 新工場はインド北部のハリドワール県に建設し、スイッチやブレーカーなどの配線器具の完成品組み立て拠点とする。同時に10カ所ある既存工場を統廃合し、新工場を含めて計5拠点に集約する。西部のカッチ県にある工場を金属部品生産の中核拠点とするなど、各工場の機能を明確に分ける。

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国産野菜だけの総菜パック、フジッコが4月試験発売

 フジッコは主力商品の総菜パック「おかず畑」で国内産野菜だけを利用した新商品を4月から試験発売する。中国産製品の安全性に対する消費者の不安が増大しているのに対応、九州産里いもをかつおだしで煮た「里いも煮」(100グラム、298円)など3種類を投入する。中国産だった従来商品に比べ、グラム単位価格は2倍以上になるが、少量でも良品を求める消費者ニーズはあると判断した。

 新商品は里いものほか、福岡産たけのこのかつおだし煮「たけのこ煮」(100グラム、298円)、青森・北海道産を中心としたごぼうの「酢ごぼう」(120グラム、298円)。漂白剤や保存料は使っていない。首都圏と近畿圏のスーパーで販売する。

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