花粉症の救世主「無花粉スギ」を培養中
2008年03月21日10時02分
花粉症対策で開発された「無花粉スギ」を増やす取り組みが、茨城県日立市の森林総合研究所林木育種センターで続いている。成長を早めるための赤い光に照らされ、ビンの中の培養地で、7―8センチにまで育っている。
ビンの中の培養地で育つ無花粉スギ「爽春」=茨城県日立市の林木育種センターで
同センターで育てているのは「爽春(そうしゅん)」と名付けられた無花粉スギ。05年から本格的に育成を始めた。種で増やせないため、接ぎ木や挿し木に加え、短期間に多く増やせる組織培養にも取り組んでいる。
培養地から土に植え替えた後に多くが枯れてしまうことが課題で、外の環境に慣らしていく方法を探っている。
同センター育種部の藤沢義武・育種第一課長は「数年をめどに、組織培養で育てたスギを各県に配りたい」と話している。
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