お産取り扱い77カ所で休止・制限
全国の産科医療機関のうち24都府県の77カ所で今年1月以降、お産を休止したり、お産取扱件数を制限したりすることを決めたことが25日、分かった。うち7カ所は近隣の医療機関によるお産の代替は困難で、大学病院などから医師を緊急派遣して対応する。舛添要一厚生労働相は閣議後記者会見で「(医師派遣は)緊急的な措置にすぎない。現場の医師の待遇改善など抜本的な改革が必要」と述べた。
深刻な産科医不足を受け、厚生労働省は1月、都道府県に各地の実態を調べるよう指示。25日に開かれた地域医療に関する関係省庁会議で報告された。
77の医療機関のうち、1月以降、「お産の休止」を予定しているのは45カ所。静岡の6カ所が最も多く、岐阜5カ所、愛知4カ所と、中部圏で目立つ。里帰り出産する妊婦を断るなど「お産の制限」予定の医療機関は32カ所で、神奈川が12カ所と突出して多く、秋田7カ所、愛知4カ所と続いた。
Subscribe to:
Post Comments (Atom)
No comments:
Post a Comment