Monday, May 26, 2008

信託銀大手4グループ、3グループが前期減益

信託銀大手4グループ、3グループが前期減益

 信託銀行大手4グループの2008年3月期の連結決算は、純利益が過去最高益となったみずほ信託銀行を除く3グループで前の期に比べ減少した。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題に伴う損失計上で、三菱UFJ信託銀行は43%減益だった。各行とも金融市場混乱の影響で手数料収入も落ち込んだ。

 みずほ信託の純利益は30%増の884億円。2期連続で過去最高を更新した。融資先の経営改善で貸倒引当金が不要になる「戻り益」を158億円計上したことなどが要因。債券売買益も増え、4グループ中で前の期に4位だった純利益の水準は2位に浮上した。池田輝彦社長は「信託の強みである財産管理業務の強化が進んだ」と語った。

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