冷食大手5社決算 ギョーザ問題で164億円減収
2008.5.16 19:20
冷凍食品大手5社の平成20年3月期決算が16日、出そろった。1月に発生した中国製ギョーザによる中毒事件の影響で消費者の買い控えが起こり、5社合わせて164億円の減収要因となった。
自社商品で事件が発生したJTは、大幅に売り上げを減らした。取り扱う冷凍食品の10%が中国製というマルハニチロホールディングス(HD)は、2~3月の家庭向け冷食の売上高が前年同期比で30億円減少した。味の素は、主力商品「ギョーザ」の2月の売上高が前年同月比50%と大きく落ち込み、1~3月の家庭用冷凍食品全体の売上高は40億円減った。
ギョーザを生産した中国の天洋食品から商品を購入していなかったニチレイと日本水産も、影響は避けられなかった。日本水産は「中国製の商品は追加注文が一切なくなり、出荷が止まった」(佐藤泰久専務)という。
冷凍食品の需要は4月以降、徐々に回復しているものの、マルハニチロHDが年間で1割程度の売り上げ減を見込むなど、味の素を除く4社が、21年3月期の業績にもギョーザ問題の影響が残るとみている。
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りそな、公的資金一部返済へ 来春にも
2008.5.16 20:00
りそなホールディングス(HD)の細谷英二会長は16日、産経新聞のインタビューに応じ、公的資金の一部を来春までに返済する方針を明らかにした。りそなには約2兆3000億円の公的資金が残るが、米国の低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題などで株価が低迷。返済計画が滞っており、今夏以降、政府との協議を始め、完済へのめどをつけたい考えだ。
返済を急ぐのは、国有化以前の平成11年から13年にかけて早期健全化法に基づき旧大和銀行などに投入された3352億円。国が引き受けた優先株は来年4月から27年4月まで順次普通株への転換日を迎えるが、転換で株数が増えて既存の株式の価値が希薄化し、国の議決権も増大する。
優先株の買い戻し価格は現在の株価水準と転換価格を基準に決める仕組みで、現在の水準では国に損失が発生するため、国が返済に応じる見込みは薄い。
ただ、毎年夏の転換価格の見直しで価格を下げれば、国の損失を回避できる。このため、細谷会長は「早期健全化法(の優先株)は来年強制転換の時期が来るので、1日も早く返済の協議を始めたい」と話し、政府に返済を働きかける考えを表明した。
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りそなHDが16日発表した平成20年3月期連結決算は、最終利益が前期比54.5%減の3028億円と大幅減益となった。金融市場の混乱に伴い、投資信託商品の販売減少や運用部門の不調が響いた。
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