Monday, May 26, 2008

パソコンのデータ、手軽に完全消去・コクヨ子会社が機器

パソコンのデータ、手軽に完全消去・コクヨ子会社が機器

 コクヨの文具・事務用品製造販売子会社、コクヨS&T(大阪市)は26日、パソコンのデータを復元できないよう完全に消去するUSBメモリー型機器「デジタルシュレッダー」を6月10日に発売すると発表した。

 パソコンのUSB端子に差し込むと、シュレッダー風の専用アイコンを自動で画面に表示。フォルダなどをドラッグ・アンド・ドロップのマウス操作でそこに入れると消去できる。パソコンのデータは、通常の手順で削除しても専門知識があれば復元できることが知られており、情報流出を防ぎたい企業や個人の需要があるとみている。

 パソコンに特別のソフトをインストールする必要がなく、1つあれば複数のパソコンで利用できる。価格は1万1025円で、年内に3000万円の売り上げを目指す。

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東洋ゴム、米国でタイヤ値上げ・最大8%

 東洋ゴム工業は26日、7月1日から米国で市販用タイヤを値上げすると発表した。乗用車・小型トラック向けとトラック・バス向けが対象で、値上げ率は最大で8.0%としている。

 米国では、今年3月にも値上げしたばかり。原油価格の高騰で原材料や物流の費用がかさんでいる。

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IHI、中東に船舶修繕拠点・ドバイ企業と提携

 IHIは船舶の定期修繕や点検を手掛ける海外拠点を拡充する。アラブ首長国連邦(UAE)ドバイの船舶修繕大手と提携、日本の海運会社などが中東地区で修繕・保守サービスを受けられる体制を作る。IHIではすでに中国、シンガポール、欧米で関連会社や提携先を活用した修繕・保守拠点を整備している。オイルタンカーの往来が活発な中東地区に新たに足場を築き、保守サービス事業の拡大を目指す。

 サービスを提供するのはグループ会社のアイ・エイチ・アイ・マリン(IMC、東京・港、冨田悠一社長)。船舶修繕ドックを持つドバイのエコ・エンジニアリング社と提携する。

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京王プラザホテル、神殿式式場を初の全面改装

 京王プラザホテル(東京・新宿)は神殿タイプの結婚式場「高砂」を1971年の開業以来初めて全面改装する。6月から着手し、10月4日に再開業する。結婚年齢の上昇などを背景に神前の結婚式が増えるとみており、高砂の一新で婚礼事業の強化を図る。投資額は約1億円。

 京王プラザホテルの2007年度の婚礼件数は564件で2年前に比べて20%増。高砂の利用はこのうち66件と同期間に50%伸びた。

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スズキ、インドで値上げ・全10車種、最大4%

 【ニューデリー=小谷洋司】スズキはインドで自動車価格を最大4%引き上げた。原材料の高騰を受けた措置で、稼ぎ頭のインド市場での収益悪化を食い止める。先にトヨタ自動車や日産自動車は北米市場で値上げに踏み切っている。原料高の影響が日本メーカーの新興国市場での価格戦略にも波及した。

 値上げしたのは現地子会社マルチ・スズキが生産する全10車種。小型の世界戦略車「スイフト」とそのセダン版の「スイフト・ディザイア」の値上げ率は1.7―4%で、それ以外の車種は0.3―2.2%。値上げしても販売減速の影響が小さい人気車種の上げ幅を大きくした。

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パソナ、海外50拠点に 3年後めど メキシコに年内進出 (1/2ページ)
2008.5.26 14:01

 人材派遣大手のパソナグループは、今年中にメキシコに進出する方針を固めた。メキシコ以外にも中国の2カ所(無錫、天津)に拠点を設けるほか、ベトナムや韓国などへの新設も検討しており、現在27の海外拠点を3年後をめどに50拠点に増やす方針だ。

 メキシコへの進出を目指し、パソナと三菱商事米国法人の共同出資会社である「パソナMIC」(ニューヨーク)が6月から市場調査を開始する。メキシコの拠点は、パソナМICの支店、新法人立ち上げのいずれかになる。メキシコは、日系自動車メーカーや自動車部品メーカーがすでに複数進出しており、日系企業を顧客とするパソナにとっては有望市場との位置づけだ。

 米国の人材サービスは、人材派遣や人材紹介よりも給与計算や物流などを総合的に受託するアウトソーシングが中心。このためメキシコでもアウトソーシング受託を中心とした事業展開になる。パソナの2007年5月期の海外売上高は約40億円と全体売上高の2%弱だが、アウトソーシング事業は通常の人材派遣業務よりも利益率は高いという。

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