Wednesday, May 21, 2008

千代田区、飯田橋西口の再開発・地区計画でCO2削減

千代田区、飯田橋西口の再開発・地区計画でCO2削減

 東京都千代田区は20日、JR飯田橋駅西口地区の市街地再開発事業で二酸化炭素(CO2)の削減目標を明記した地区計画案を発表した。CO2の削減は開発事業者の提案を受けたもので、単位面積当たり排出量を区平均の6割以下に抑える。都心部の大規模開発では地元住民が反対する場合があり、周辺環境に配慮することで理解を得やすくする。

 地区計画は都市計画法に基づく地域の街づくりプラン。区は都市計画審議会の答申を踏まえ、6月中旬に正式決定する。CO2の削減目標を盛り込んだ地区計画は全国初という。

 同事業は東京警察病院跡など2万5000平方メートルが対象。前田建設工業、三井不動産などが再開発準備組合を組織している。業務・商業棟(延べ床面積11万平方メートル)、住宅棟(480戸)の2棟からなる。2009年6月に着工し、12年の完成予定。

 同駅西口には駅前広場がないため駅に隣接して広場をつくるなど、地元の要望に応じた。この結果、容積率が緩和され、業務・商業棟、住宅棟ともに高さ150メートルの高層ビルとなる見通しだ。

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