水泳:超軽量の新水着に注目 欧州選手権で世界新連発
8月の北京五輪を控え、競泳水着のトップブランドが注目を集めている。オランダのアイントホーフェンで行われた欧州水泳選手権で、スピード社製の最新水着で泳いだ選手が世界新記録を連発。国際水連が「水着と浮力の関係」について調査に乗り出すなど、波紋が広がっている。
メーカー各社は五輪を控えて新タイプを発表している。中でもスピード社製は注目され、AP通信によると、2月中旬以降生まれた世界新13のうち、12を同社の最新タイプを着た選手が樹立。欧州選手権の男子自由形短距離で3日連続の世界新をマークしたアラン・ベルナール(フランス)も胴と下半身を覆うタイプのこの水着だった。
日本国内の販売契約を結ぶゴールドウイン社によると、この水着は極薄、超軽量で撥水(はっすい)性に優れた素材を使用し、米航空宇宙局(NASA)なども開発に協力したという。浮力との関係を疑問視する声にも、スピード社の幹部は「大会前に新作を発表した昨年の世界選手権でも新記録ラッシュだったが、問題にならなかった。国際水連が公認しているのだから誰が着てもOK」と強気だ。
日本水連は競泳日本代表の水着は12年までミズノ、デサント、アシックス3社と合意しており、スピード社の製品は着られない。ある関係者は「世界で一番記録が出ている水着を日本選手が着られないのはどうか」と疑問を投げ掛けている。
Wednesday, March 26, 2008
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