横浜市大医局:学位謝礼金を強要か
横浜市立大の嶋田紘医学部長(64)が博士号を取得した大学院生から謝礼金を受け取っていた問題で、謝礼金を払わずにいた複数の医局員が医局側から「先生が激怒している」と電話を受けたり、冷遇をほのめかされていたことが、関係者の話で分かった。元医局員は毎日新聞の取材に「謝礼金30万円は『不文律』で、払わないと何が起こるか分からない怖さがあった」と証言しており、医局内で謝礼金が半ば強要されていた疑惑が浮上した。
ある男性医師によると00年ごろ、学位取得に際し菓子折りを嶋田教授に持参したが、その日のうちに当時の医局幹部から「お前、30万円持っていかなかったな。先生が激怒してるぞ」と電話があった。この医師は「お金で済むんだったら払おうと思った」と証言している。
また関係者によると、数年前に学位を取得した男性医師は、大学の事務側から謝礼を払わないよう言われていたことや貯金が少なかったことから、30万円を払わないでいた。しかし、しばらく後に当時の医局幹部から「処遇を考え直さないといけない」という趣旨の話をされたという。
複数の関係者によると、名古屋市立大の博士論文審査をめぐる汚職事件が発覚した直後の07年12月から、歴代の医局長らが医局員の家を回り、最近受け取った謝礼金を返還したという。
Sunday, March 23, 2008
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