マグロ国際会議が開幕・漁獲管理徹底を確認
国際機関の大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)が東大西洋のクロマグロの漁獲について協議する関係者会合が26日、都内で始まった。日米など 12の国・地域の当局者や漁業者らが参加。東大西洋のクロマグロについては、2010年まで漁獲可能量を削減することが決まっており、今回の会合では規制管理の徹底を確認する見通しだ。
会合は27日までの2日間。今年下期に欧州で開催する年次会合に向けた議論が中心となる。一部の国では決定済みの漁獲枠を超えてマグロを乱獲していた事例も発覚しており、規制の順守や強化について協議する予定だ。
クロマグロはすしのトロなどで使われ、日本が大量に消費している。農林水産省の推計では、06年の日本国内のクロマグロの供給量4万4000トンのうち、2万3000トンを東大西洋から輸入している。ただ、乱獲が続けば禁漁にしたり、ワシントン条約で絶滅危惧種に指定したりするとの見方もあり、日本政府は漁獲枠の徹底やいっそうの削減によって持続的にマグロを消費できるようにしたい考えだ。
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