Wednesday, May 14, 2008

裁判員制度:点字・手話を利用 障害者選任に対応

裁判員制度:点字・手話を利用 障害者選任に対応

 来年5月に始まる裁判員制度で、最高裁は身体障害者が裁判員に選ばれた際の対応をまとめた。視覚障害者には裁判員を選ぶ手続きの書類を点字翻訳して送り、聴覚障害者には審理、評議で手話や要約筆記を利用する。

 最高裁によると、視覚障害者が裁判員候補者の名簿に載った際に希望すれば、その後の選任手続きの書類を点字化する。法廷の審理は、口頭でのやりとりを前提とするため、証拠書類の点字化はしないが口頭で補足する。裁判所内での盲導犬同伴も認める。聴覚障害者には、要望があれば選任手続き時から手話通訳者や要約筆記者を手配する。

 一方、図面・写真や証拠の録音テープなどを見聞きすることが事実認定に不可欠な場合は、裁判員法の欠格事由に当たるとして視覚・聴覚障害者を選任しないケースもあり得るという。

 また、移動が不自由な人に関しては、裁判員裁判を実施するすべての裁判所にスロープなどを既に設けており、法廷や裁判員席も車椅子でスムーズに動けるようにした。障害に応じ、タクシーでの登庁も認める方向だ。

 ただ、最高裁はどのくらいの障害者が裁判員になるかの予測はしておらず、十分な対応ができるかどうかは不透明な点もある。最高裁の担当者は「今後も障害者の話を聞いて対処していく」と話している。

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