Monday, May 19, 2008

亀田パパ言いたい放題…テレ朝インタビュアーに威嚇

亀田パパ言いたい放題…テレ朝インタビュアーに威嚇
金平会長「反論必要ない」

 協栄ジムとの契約解除に揺れるボクシング、亀田三兄弟の父、史郎氏(42)が19日までに、テレビ朝日「スーパーモーニング」の単独インタビューに応じ、心中を激白した。久々に公の場に姿を現した史郎氏は、時にインタビュアーを威嚇しながら、契約解除について「問題があるから出た」と喧嘩別れだったことを明かした。ジム側と対立したとされる約1億円のファイトマネー未払い問題にも「協栄さんに聞いたらええ」とジム側に問題があることを強くにじませ、「正義はな、最後は勝つやろ」と言い放った。

 東京都葛飾区の亀田道場で、黒と白のストライプのシャツに身を包んだ史郎氏は、終始、イラついた様子だった。テレビ番組で亀田家について語るコメンテーターが気に入らないようで、「テレビは亀田家のことを流しているが、出ている人はみんなデタラメなことをいって、訳わからん報道をしとる。空想だけでしゃべられて、世間の人のイメージは悪くなる一方やんか。殺人、起こしたんか。犯罪を何かしたんか」と、声を荒げた。

 注目の契約解除問題について、史郎氏は「契約解除は理由があるからやんか。真実は1つやから。それは後で分かることやんか。今、そんなことでケンカすることやない」「(協栄側と問題が)あるから出たわけやんか。なかったらおるやんか」と、ジム側と喧嘩別れで決別したことを明らかにした。

 ファイトマネーの問題には、「真実は1つや。あとは協栄さんに聞いたらええやんか」と述べた。

 協栄ジムとの関係が悪化した時期にも「金平さんに聞いたらええやん。ただ子供を守るのは親の仕事や。(インタビュアーに)自分、子供いるの? 子供、熱出したら病院連れてくやろ。それと一緒や」と開き直った。

 史郎氏が最も力を入れて語ったのは、メキシコに渡った興毅らの行く末についてだった。

 「次の道を決めないかん、それが親の役目やんか」と述べ、東日本ボクシング協会が興毅選手と大毅選手の身分問題をめぐって、6月9日に協議することになったことについて「(協会の)役員は事情を調べたうえで、多数決にしてほしい」と強く訴えた。

 最後に、史郎氏は「今は全部が敵やね。今は悪になっているけどな。正義はな、最後は勝つやろ」と締めくくった。

 インタビューでは、昨年の大毅-内藤大助の世界戦について聞かれた史郎氏が「あれは終わった。しつこいで。まだ何かいわなあかんの。何で面白おかしくするの。今、頑張ろうとしとるのに、過去のことはいいやんか」と切れる一幕もあった。

 協栄ジムの金平桂一郎会長は19日、史郎氏の激白について「私は見ていないので、ノーコメントにさせてください」と話した。

 ただ、インタビューの要旨を伝えると、「うーん、それは(東日本ボクシング協会の)大橋秀行会長と話をすべきことなのでは…」とし、「私としては守秘義務もあるので、向こうがなんといっても、いちいち反論をする必要はないとも思っています」と述べた。

 一方、史郎氏から亀田側と協栄ジムとの間に、どんな問題があったのか、「大橋会長は知っているやろ」と名指しをされた大橋会長は「そういわれても…。(契約解除に向けて両者が合意した契約書に)私も判子を押していますから、守秘義務がある」と戸惑いを隠せなかった。

No comments: