Sunday, May 4, 2008

米粉パン:小麦高騰で普及の兆し 農水省も後押し

米粉パン:小麦高騰で普及の兆し 農水省も後押し

 価格高騰を続ける小麦の代わりに、パンや菓子の原料にコメから作られる「米粉(こめこ)」を用いる動きが徐々に広がっている。農林水産省は、米粉用のコメ生産農家への補助金制度などを盛り込んだ新法の検討を開始。コメの消費拡大のチャンスとみて、米粉の普及を後押しする。

 米粉はコメを細かく砕いて作る粉。代表的な米粉パンは、もちもちした食感が特徴。2年前からメニューに米粉パンを加えているレストランチェーン大手のジョナサンは「初めて食べたがおいしいと、お客さんの反応は上々」という。

 外食や菓子業界でも、米粉を原料に使う動きが出ている。江崎グリコは、焼くと硬くなる米粉の特性を生かし、3月に「堅焼プリッツ」(コーンベーコン味)を発売した。

 地元産米の米粉パンの販売に力を入れているベーカリー中村屋(山形県米沢市)には最近、同業者から製造方法などの問い合わせが増えている。米粉の価格は、現在も小麦粉の約2倍はするが、それでも「小麦粉が今後さらに高騰するとみて、米粉パンを検討する業者が増えている」(志田清志常務)という。

 農水省は今年度、約4000万円をかけて、米粉のPRを図る。また、米粉についてはコメの生産農家のほか、米粉を材料に使用する食品メーカーなども対象にした補助制度を検討しており、来年の通常国会への関連法案提出を目指している。

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