4月百貨店売上高、三越が8.9%増・集客伸びる
三越伊勢丹ホールディングス、J・フロントリテイリング、高島屋は1日、4月の百貨店売上高(速報)を発表した。事業会社5社のうち、三越だけが前年同月比8.9%増と前年を超えた。4月1日の経営統合を記念した販促、イタリアをテーマにしたフェアなどが人気で集客数が大幅に伸びた。日本橋本店(東京・中央)では13.1%増と3年3カ月ぶりに二ケタ増となった。
伊勢丹は新宿本店(同・新宿)の衣料品販売がふるわず、0.5%減。大丸は4.2%減、松坂屋7.2%減、高島屋4.4%減。いずれも衣料品、高額品が伸びなかった。
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伊藤忠と双日、アルミナ精製の豪JVで300億円追加投資
伊藤忠商事と双日は1日、豪英資源最大手BHPビリトンとオーストラリアで運営するアルミナ精製事業などの共同企業体(JV)が約2200億円を追加投資すると発表した。アルミニウム原料となるアルミナの生産能力の増強やボーキサイト鉱山の新鉱区開発などを手掛けるもので、2社の投資額は308億円となる。中国や中東でアルミニウムの需要が増えていることに応じる。
アルミナ生産能力増強ではJV全体で約1780億円を投じ、年間350万トンのアルミナの生産能力を同460万トンまで引き上げる。2011年4―6月期に工事を完了し、12年秋頃の稼働を目指す。
アルミナの原料であるボーキサイト鉱山の新鉱区開発や、ボーキサイトの輸送能力拡充には約420億円を投じる。
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つばめタクシー、浦和自動車を買収・業界再編の動きも
JR浦和駅を中心に営業するつばめタクシー(さいたま市)は浦和自動車(同)を買収し、完全子会社化した。2社合計の保有車両台数は123台と浦和駅周辺で営業するタクシー会社では最大規模になる。燃料費の高騰や乗務員不足など厳しい経営環境の下、今後埼玉県内のタクシー業界でも無線システムの共同利用に加え、合併など再編の動きが出てきそうだ。
つばめはこのほど浦和自動車の石田保三社長らが持つ発行済み株式をすべて買い取った。買収額は明らかにしていない。子会社化した浦和自動車の社長はつばめの佐野敏樹社長が兼務する。
買収は3月に浦和自動車側から持ちかけた。後継者不在で事業の将来に展望が開けないのに加え、昨年12月の運賃引き上げ後、経営面で苦戦が続いていたことが要因だとみられる。浦和自動車は乗務員不足などで、保有台数のうち実際の営業台数の割合(実働率)は7割程度にとどまっていたという。
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