利根川の決壊時、首都圏での死者最大4500人・中央防災会議試算
国の中央防災会議「大規模水害対策に関する専門調査会」は200―1000年に1度起きるとされる利根川の大規模洪水で、埼玉県大利根町の堤防が決壊した場合、首都圏で死者数が4500人にのぼる可能性があるという被害想定をまとめた。洪水による被害想定は国内では初めて。同会議は来年度中に具体的な浸水対策をまとめる方針。
1947年に関東地方に上陸し、1000人以上が死亡したカスリーン台風による洪水の規模や被害をもとに、利根川沿岸で堤防が決壊した場合、首都圏や周辺地域でどの程度の被害があるかを試算した。
200年に1度起こるとされるカスリーン台風の際と同程度の洪水が発生した場合、東京都葛飾区、埼玉県幸手市などを中心に最大で死者数は約2600人と試算。洪水発生から2日後には最大で110万人が孤立する可能性がある。
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