1月の街角景気、6年1カ月ぶりの低水準――「ギョーザ」も重し
景気ウオッチャー調査の推移(グラフ)
内閣府が8日午後発表した1月の景気ウオッチャー調査によると、街角の景況感を示す現状判断指数は前月比4.8ポイント低下の31.8と、2001年12月以来、6年1カ月ぶりの低水準だった。原油高や食料品値上げが消費者の生活防衛意識を高めたほか、企業部門の収益も圧迫。中国製冷凍ギョーザの中毒問題の波及に対する警戒感も広がった。基調判断は「景気回復の実感は一段と弱くなっている」と、先月までの「景気回復の実感は極めて弱くなっている」から下方修正された。
現状判断指数の低下は10カ月連続で、横ばいを示す50も10カ月連続で下回った。内訳をみると、家計部門が31.5と前月から5.0 ポイント低下。特に飲食関連の苦戦が目立ち、10.8ポイント低下と01年8月に現行調査となってから最大の下げ幅になった。「顧客に経済的な余裕がなくなっており、来店が途絶えている」(東海の一般レストラン)という。
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