モノライン:9社で計13兆円 サブプライム保証
【ワシントン斉藤信宏】米連邦準備制度理事会(FRB)は14日、米国の金融保証保険会社(モノライン)9社が、低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)を組み込んだ住宅ローン担保証券を計1250億ドル(約13兆4000億円)保証していることを明らかにした。FRBの調査統計局が議会証言で明らかにした。
モノライン9社の昨年9月末時点の保証の総額は約2兆5000億ドルにのぼり、このうち約1兆5000億ドルが地方自治体などの発行する地方債だという。住宅ローン担保証券を含む債務担保証券(CDO)の保証は計4250億ドルにのぼる。
モノラインをめぐっては、米格付け会社ムーディーズが14日、モノライン大手FGICの格付けを最上級から6段階引き下げるなど格下げの動きが相次いでいる。モノライン格下げで、保証対象の証券も格付けが下がるため、地方債の発行金利が上昇するなど金融市場に影響が広がっている。
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