道路特定財源でマッサージチェアも購入
冬柴鉄三国土交通相は5日の閣議後の記者会見で、道路特定財源を使って、道路事業関連の職員が使用するマッサージチェアを過去に購入していた事例があったことを明らかにした。同相によると、2002年までに地方整備局で計23台を購入していた。03年以降の購入実績はないが、国交相は「国民から不相応という疑念を受けるようなものはやめる」と強調した。
道路財源の使途を巡っては先にスポーツ用具の購入に充てていたことが判明。批判が強まったことから、娯楽費への支出の中止を決めた。その際、国交相は「電動マッサージ機のような過大なものはどうかと思うが、保険料などでぜいたくな物を買った社会保険庁とは全然違う」と説明していた。
-----------------
道路財源からアロマテラピー器具購入に支出
国土交通省の国道事務所が揮発油税(ガソリン税)などの道路特定財源を使い、アロマテラピー(芳香療法)の器具を購入していたことが分かった。民主党の長妻昭氏が14日の衆院予算委員会で指摘した。道路整備の必要性を宣伝するミュージカルの公演費用(約5億2600万円)を道路財源から支出していたことも社民党の保坂展人氏が追及。冬柴鉄三国交相は今後両件への支出を取りやめる意向を示した。
------------------
道路特定財源:啓発ミュージカル公演も 国交省の地方機関
揮発油(ガソリン)税などの道路特定財源を使って、国土交通省の地方整備局が道路整備への理解を広めるため、啓発ミュージカルの公演を行っていたことが、14日の衆院予算委員会で取り上げられた。経費として、03年度からの3年間に約5億3000万円が支出されており、冬柴鉄三国交相は「過大だという評価なら、こういうことはやめさせる」と答弁した。保坂展人氏(社民)の質問に答えた。
ミュージカルは、近畿、中部両地方整備局などが民間の劇団に依頼したオリジナル作品で、3年間に約80回上演された。無料で参加者を募集し、家族連れらが各回数百人で観賞することが多かったという。
保坂氏は「国民動員型のイベントで、子供の時から『道路は大切だ』と(すり込むと)いうやり方は非常におかしい。見直すべきだ」と指摘。冬柴国交相は「08年度予算案でも実施するか調査し、国民に不快感を与えるものはやめさせる」と述べた。
また、質疑では、中部地方整備局が同財源から、室内に香りを漂わせるアロマテラピー(芳香療法)用器具2点を4万6390円で購入していたことも分かった。
Friday, February 15, 2008
Subscribe to:
Post Comments (Atom)
No comments:
Post a Comment