南極渡航の事前届け出、周知不足認める・鴨下環境相
鴨下一郎環境相は15日の閣議後記者会見で、今年1月に日本人女性で初めて南極点に到達した続素美代さん(40)と、南極大陸最高峰の「ビンソンマシフ」(4897メートル)に登頂した石川富康さん(71)の登山家2人が、環境省に届け出ずに渡航していたことについて、「(周知不足と言われれば)その通り。今回の件を機に、国民に分かっていただけるようアピールしていきたい」と述べた。
日本人が南極に渡る場合は、「南極条約議定書」(1991年採択)の締結国からの許可に加え、南極環境保護法に基づき、同省に活動内容などを事前に届け出る義務がある。今回のケースでは2人は帰国後まで届け出について「知らなかった」としており、利用した海外の代理店も日本の制度を認識していなかった可能性がある。
鴨下環境相は「2人とも悪意はなさそう。本人から事情を聴いたうえで、始末書などを頂くかもしれない」と話した。
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