日航の4―12月期、営業黒字に転換・国際線がけん引
日本航空が8日発表した2007年4―12月期の連結営業利益が825億円(前年同期は58億円の赤字)となり、同社の業績回復基調が鮮明になった。新町敏行会長が3月末で辞任することも同日発表。商社や金融機関などと交渉を進める1500億円の増資実現に向けての環境が整うが、一段の合理化など課題もなお残る。
日航が4―12月期で営業黒字となるのは2004年以来3年ぶり。国内線は新規航空会社や新幹線との競争激化もあったが、不採算路線の削減や高級座席の投入などで客単価が5.6%上昇。国際線も北米やアジアを中心に旺盛なビジネス需要を取り込んだ。
この結果、06年4―12月期は国内、国際線とも50億円の営業赤字だったが、07年同期はそれぞれ約100億円、600億円の黒字に転換。08年3月期の最終利益見通しである70億円(前期は162億円の赤字)の達成は確実になった。(07:00)
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