ソニーと松下、純利益最高・10―12月
電機メーカー大手のソニーと松下電器産業が31日に発表した昨年10―12月期の連結決算(米国会計基準)は、純利益がそろって過去最高を更新した。両社ともデジタルカメラなどAV(音響・映像)機器が欧州やアジアで好調だった。ただ為替相場の円高・ドル安や株安の影響で、ソニーは2008年3月期の営業利益を下方修正。米国では薄型テレビの価格下落が続き、業績の先行きには不透明感もある。
ソニーの10―12月期の売上高は前年同期比10%増の2兆8590億円。純利益は同25%増の2002億円だった。ノート型パソコン「バイオ」やデジタルカメラ「サイバーショット」が海外で好調。苦戦の続く「プレイステーション3」もコスト削減が進み、10―12月期のゲーム事業は四半期ベースで2年ぶりに黒字化した。
松下の10―12月期の営業利益は1653億円と前年同期比で22%増えた。純利益は46%増の1151億円。薄型テレビやデジタルカメラなどのAV商品や白物家電、デバイスなどがけん引した。(31日 20:42)
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