07年農林水産物輸出額、16%増・3年連続2ケタ増
農林水産省は31日、2007年の農林水産物の輸出額が前年に比べ16%増の4338億円だったと発表した。アジア地域の経済成長を背景に富裕層向けの需要が拡大したことや、世界的な日本食ブームが追い風となった。2ケタ増は3年連続。一段の輸出拡大に向けて価格競争力をつけるためにも、国内農業の生産性向上が課題となる。
輸出先は香港が全体の18%と米国を抜き首位だった。香港へはBSE(牛海綿状脳症)の発生で禁止されていた牛肉の輸出が昨年4月に再開されるなど、現地の富裕層を中心に日本の食材に人気が集まった。
香港に韓国、中国、台湾、タイ、シンガポールを加えた輸出シェアは6割を超えており、経済成長が続くアジア地域への輸出が活発となっている。(31日 23:01)
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