プログラムに欠陥か・東証システム障害
東京証券取引所は8日、株価指数先物などの売買システムに障害が発生し一部の取引を停止したことについて、プログラムに欠陥があった可能性があると発表した。連休明けの12日の取引再開を目指して復旧作業を急ぐが、最終判断は11日夕にずれこむ見通し。東証は先物など派生商品の取引拡大に力を入れており、システム障害の発生は今後の成長戦略に影響する可能性がある。
東証の広瀬雅行IT企画部長は8日午後に記者会見し「市場関係者や取引参加者に迷惑をかけ誠に申し訳ない」と謝った。東証は2005年11月にも現物株式の取引を全面停止するシステムトラブルがあった。
8日午後に取引を停止したのは、3月まで取引できる株価指数先物の「東証株価指数(TOPIX)先物3月限月」。システム障害は午前10時59分ごろに発生し、午前の取引終了時(午前11時)に確定するはずの価格が算出されなかった。東証は復旧のメドが立たないと判断し、午前11時50分に午後の取引停止を決定。取引参加者に通知した。(07:00)
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