松下、乾電池工場を半減・東芝は生産全面委託
松下電器産業や東芝は乾電池の生産体制を再編する。松下は2010年までに世界15カ所にある乾電池工場を約半分に集約。東芝はアルカリ電池の製造を8 月にも富士通系のFDKに全面委託し、自社生産から撤退する。レアメタル(希少金属)など原材料価格の高騰で事業採算が悪化しており、生産体制の変更でコスト競争力を高める。化学品や樹脂製品でも生産体制の見直しや撤退の動きが広がっており、資源高による企業の事業再編が加速しそうだ。
松下は子会社の松下電池工業(大阪府守口市)が世界に持つ15工場を、7―8拠点に集約する方針。3月末までにマンガン乾電池を生産する神奈川県茅ケ崎市の工場とアルカリ電池を担当する米ジョージア州の工場を閉鎖。他拠点に製造設備を移す。詳細は今後詰めるが、10年までにアジアや欧米の拠点でも統廃合を進める。(07:00)
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