Tuesday, June 3, 2008

インドの中間層、50%が使用人を雇う 博報堂調査

インドの中間層、50%が使用人を雇う 博報堂調査

 博報堂はインドの中間層に関する調査をまとめた。世帯の月収が2万ルピー(約5.6万円)以上の生活者に対し使用人の有無を聞いたところ50.7%の世帯で使用人を雇っていることが分かった。自動車を保有する世帯で誰が運転するか聞いたところ、「(雇った)運転手」が9.4%にのぼった。

 一方で、家電など耐久消費財の保有率では冷蔵庫(97.4%)や洗濯機(79.2%)などを除くと総じて低く、エアコンは32.1%、電子レンジは 21.8%だった。また近年、インドはIT(情報技術)分野で先行しているイメージが強いが、パソコンの保有率は48.1%にとどまり、デジタルカメラも 24.0%だった。

 インドの公的機関によると世帯年収が20万―100万ルピーの人たちを中間層と定義、2005年時点で人口の5%を占めるとされている。同社は「インドの中間層は豊かな生活を送っており、耐久消費財が今後、急速に普及する可能性がある」とみている。調査は2007年7―8月、世帯の月収が2万ルピー以上の25―54歳の男女を対象に面接方式で実施。デリーとムンバイの1028人から回答を得た。

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