電機大手、11社中８社が営業増益・４―12月

電機大手、11社中８社が営業増益・４―12月

　5日出そろった電機大手の2007年4―12月期の連結業績は、11社中8社が営業増益となった。デジタル家電や薄型パネルなどの部材に加え、中国など新興国市場での事業拡大が貢献した。ただ、世界的に価格競争が続く薄型テレビは利益を伸ばした企業と赤字が続く企業との格差が拡大。08年3月通期では 11社の赤字合計額が約1000億円と前年度より増える見通しで、今後も薄型テレビを中心に業界再編が加速しそうだ。

　同日発表したのは日立製作所と三洋電機（ともに米国会計基準）。日立は電力事業や子会社の日立建機、日立金属などの好調で営業利益が1995億円と前年同期の2.5倍に増えた。だがプラズマテレビは不振で、デジタルメディア・民生機器部門の赤字は658億円と前年同期より2割以上増えた。

　これに伴い薄型テレビ事業の収益テコ入れ策を発表。国内外で販売チャネルの統廃合や人員再配置、在庫品処分などを進め、08年1―3月期に300億円の営業費用を計上する。(05日　22:01)

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Hitachi slashes forecast by 75% on revamp costs

By Mariko Sanchanta in Tokyo

Published: February 6 2008 02:00 | Last updated: February 6 2008 02:00

Hitachi, the Japanese conglomerate, yesterday slashed its annual net profit forecast by 75 per cent owing to restructuring costs related to its struggling television business.

The company, whose manufacturing operations range from nuclear reactors to hairdriers, has struggled to turn round its core consumer electronics unit.